2010年1月21日木曜日
ICH
ICHとは、Intel社の800シリーズチップセットを構成するチップの一つで、PCIバスやUSBなどを他の構成要素と結びつけるなど、従来のサウスブリッジの機能を持ったチップ。 メモリとマイクロプロセッサの接続などを担うMCHとは最大266MB/sのデータ転送速度を持つHub Interfaceで接続され、ICHにはPCI、USB、IDEなどが接続している。 従来の「ノース?サウス」構成のサウスブリッジはノースブリッジとの接続にPCIを用いていたが、ICHでは専用のバスを使用することによって、PCIはUSBなどと同じく、ICHに接続するインターフェースのひとつとして扱われる。 ICHはMCH次第でどのようなマイクロプロセッサにも対応し、多くのMCHが同じICHと組み合わせられて、1つのチップセットとして販売されている。 一方、ICHが更新されても、MCHが同じであればチップセットとしては同じ型番を割り振られ、「E」などの接尾文字によってICHの変更を区別するようになっている。 ICH自体の型番は「ICH0/ICH2/ICH3」という風に独自の番号によって管理されているが、いわゆる「ICH1」に相当するバージョンのICH(810E/815/815G/815Pで採用されている)は単に「ICH」と呼ばれているため、こちらの意味で「ICH」という言葉が用いられる場合もある。
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